アラフィフ男子の思いつき雑記ブログ zatublog’s diary

いち介護職員の日常をブログにします

介護日記(物忘れ)

 朝、母は自転車でいつもの病院へ出かけた。明日までしか薬が無かったからだ。

 そしてその日の夕方、母を車に乗せてその病院の前を通った。そので母は「〇〇クリニック、そろそろ行かないと薬が切れてしまう」と言い出す。

 「今朝の事なのに」と思いはするが、冷静にならないといけない。「今朝、どっかに行かんかったっけ?」と伝えると、「行ってないと思うけど」との返答が。少し考えるが直ぐに諦めてしまう。「朝自転車で出かけやんかった?」ともうひと押ししてみる。「あっ、そやそや。薬貰ってきたわ」と思い出す。少し安心するが、明日パーマに連れて行って欲しいと言われていたのでその事とゴチャ混ぜになっていたのかと思う。

 「パーマ明日やね」と伝えると、「明日連れってくれる?迷惑かけるな」と何事も無かったように答える。多分、本人なりにショックなのだろうと思う。私は深呼吸するしか無い。

 

 そして次の日、朝一でパーマに行く予定だった。準備していると、母が部屋から出てきて一言。「今日は病院へ連れってくれる?」、、、始まった!パーマの準備で待っていたはずなのに。流石に「病院!?」と聞き返してしまった。続けて母は財布から診察券を出し「11月7日、今日やね。あれ、今9月やったかな。私勘違いしてたんやな」と気まずそうに帰ろうとする。

 いやいや、今日はパーマだ。どうやって思い出させよう。「ちょっと鏡でも見てきたら?」と言い洗面台に向かわせた。気付か無さそうだったので「パーマ行くって行ってなかった?」と言うとようやく気付き「今日はパーマに行くって言ってたね。連れってくれる?いつも悪いなぁ」と何事も無かったかの様に答える。深呼吸・深呼吸!

 

 いつまで続くのだろうか?いやいや、ずっと続くのだ。続いた方が良いのだ。でも、このまま母親中心で暮らしていくのにも限界がある。まだ始まったばかりだけど、区切りが見えない。私はいったいどこに向かって進めば良いのだろうか。

 

 「選択した結果が良かったとしても悪かったとしてもそれが最善の結果だった。悪い結果だとしても違う選択をしていればもっと悪い結果になっていたと思うこと」と言う考え方でいようとは思っているのだけれど、なかなか簡単には自分自身を納得させる事はできない。そういう事に気付いた数日でした。これから続くことなのだろうけれど、、、。

 でも、早く選択しないといけないのは確かです。今日が一番若い日なのですから。

 

 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。それでは良い一日をお過ごしください。