アラフィフ男子の思いつき雑記ブログ zatublog’s diary

いち介護職員の日常をブログにします

知らないおじいちゃんが倒れてたら!?

 今日は月に一度の受信日でした。いつものように車で11時の時間ギリギリで病院に向かっていました。

あと五分で着くと言う、その時でした。ディスカウントスーパーの駐車場で一人の老人が自転車と一緒に倒れており起き上がれないような状態でいました。もちろん私は迷わず駐車場に車を停めその老人の元に駆け付けました。

 そのおじいちゃんは左肘と手首辺りに擦り傷があった頭などは打っていないようでした。「その方曰く、スーパーに買い物に来た。家も近くなので心配ない。買い物をしてから自転車をおして帰れなければ、タクシーを呼ぶ。ありがとう」とのことなので、本人と自転車を起こしてあげて駐輪場まで行くのを確認してからそこを後にしました。少しアルコール臭があったので心配はあったのですが、、、。

 受診を終え、心配だったので来た道を帰りました。スーパーには自転車がなかったので無事に帰ったのかな?と思っていたんですが、何と、その少し先のコンビニ近くの交差点の営業していない店の店先でもたれ掛かって寝ているではないですか!!コンビニの店員さんもその老人を指差しして何か話しているようでした。

私はまたまた迷わずコンビニに車を停めて駆け寄りました。意識はあるだろうか?と心配したが寝ているだけでした。本人曰く、めまいがしたのでここで休んでいるとのことでした。家に電話しようとしたが、近くだから帰れると言い張り電話もできず、起きないので家にも連れていけず、どうしようか迷っていたところにパトカーが運良く現れたのでパトカーを止めた。朝からの流れを説明しあとはお巡りさんに任せて帰宅した。

 自転車のかごには、初めはなかった500mlの酎ハイと思われる缶が2本入ってあった。うちの父親もそうだったが、アルコール中毒はどうしても飲まないとやっていけないのだと再認識した。「家族は大変だろうな。かわいそうだな」と思う一方、もしかしたら私の家庭のように家族から見放されているのかも知れないと思った。

お酒の飲み過ぎは自分にとっては長い目でみると何のメリットも無い。ただ、その場の時間だけ、と言っても理性が残っているその時間だけが楽しい気分になるだけである。長い目で見たら、お金も無くなる、友人知人も去っていく、信用や信頼も無くなる、など何も良いことは無いと思う。

今回も、みすぼらしい恰好で自転車と共に倒れていることで誰も助けてくれない状態になる。誰も関わりたくはないのだ。私もその老人と話をしていて、周りから知らない人が見ると車と自転車の接触事故だろうな?と思っている人もいるだろうな、と考えてしまった。まあ、人の目は気にしないようにはしているが、、、。

 倒れているおじいちゃんを助けたのは今回で二回目だったけど、前回は110番したけど、今回はたまたまパトカーが通りかかってくれて良かったと言う話でした。常連の人かも知れないですが、レアな一日でした。

 それでは、今日もありがとうございました。