アラフィフ男子の思いつき雑記ブログ zatublog’s diary

いち介護職員の日常をブログにします

私が働いているグループホームの人員基準について

 前回の失敗談のブログの中に出てきた私の施設(グループホーム)での人員基準のカラクリを書きたいと思います。

 

 グループホームは日勤者の人員基準は、利用者3名に対してスタッフ1名です。グループホームはほぼ利用者9名(1ユニットの上限です)が基本です。という事は、スタッフが日中3名必要となります。

 しかし、私の働いているグループホームでは2名です。ちなみに、2ユニットあり隣のユニットは3名います。なので2ユニット協力しながら仕事をしてくださいって事になります。

 

 話を戻し、2名でも人員基準が守られているとはどういう事かと言うと、その日の夜勤入りの職員が日勤帯の時間内に勤務していると言う事で一部日勤に換算されます。それが4時間の0.5日分になります。そして、夜勤明けの職員が日勤帯の時間内に勤務していると言う事で同じ理由で一部日勤に換算されます。それが4時間の0.5日分になります。合わせて1人分という事で3名になります。

 現場で働いているスタッフから言うと、実質は夜勤だし時間的にも夜勤夜勤の時間帯なので納得はできません。そもそもそれを換算されると日勤帯はどの時間もほぼ2人です。3人でもギリギリだと思いますが、2人だとほぼ何もできず動けません。日勤帯は入浴介助やトイレ誘導、居室掃除、記録を書くなどしないといけない事が多いです。そして、認知症の高齢者に対しては見守りも立派な仕事です。

 実はそれだけでは無くて、スタッフがトイレに行く時間も必要です。

 

 ザッとこんな感じですることが山積みです。そんなに出来るハズもありません。うちの施設では掃除は掃除専門の職員がおり見守りも必要最低限です。本来は共同生活の場なので、一緒に調理したりすることも立派な支援ですが、外注です。

 

 また、コロナなどでスタッフが強制的に休みになれば隣のユニットも2名になり人員基準的にはギリセーフですが、スタッフの披露もマックスに。

 

 そして問題の管理者は、スタッフがホントに足りない時は現場に入るくらいでノータッチです。現場に入ると言っても、直ぐに出ていくし、パソコンを持ち込み自分の仕事?をしています。のちのち自分の仕事が落ち着けば半日はグループホームの事務所に常駐すると言っていましたが、現在はもう忘れてるかの状態です。

 

 と言う事で、うちのグループホームではしないといけないことも出来るだけ削ぎ落とし介助や介護と言うより業務です。

 以前は、施設長も「私の両親も入れたい施設にしたい」と理想をよく話ししていたものですが、今は利益優先になっているのかな、と思ってしまいます。

 

 私ももうすぐ50歳になりますが、とは言え定年まではまだまだあります。身の振り方を考えないとと思う今日このごろです(笑)